最近「西川ダウン」や「小松ダウン」といった名前のダウンを見かける機会が増えたと思いませんか?
ダウンを買おうかなと検討している人にとって、それぞれどんなダウンなのか気になりますよね。
ダウンは決して安い買い物ではないだけに、後悔しないよう慎重に商品を選びたいとですよね。
それぞれ一体どんなダウンなのか、ここで解説していきます。
ダウンは色んな企業のも元で作られている
それぞれのダウンの話をする前に、いったん前置きとしてダウンがどうやって作られているのかについてちょっと解説します。
ここの話が非常に重要な違いになりますので、一旦前座としてお聞きください。
ダウンと一言で言えど、色んな企業の技術が組み合わさって出来上がります。
- デザイン設計の企業
- 生地のサプライヤー企業
- 羽毛のサプライヤー企業
- ダウンの組み立て・縫製企業
ざっくり分けてこんな感じですね。
一つの企業で全工程を担当していることはかなり稀で、1つのダウンが出来上がるのにこのように様々な企業が関わっているんです。
『西川ダウン』と『小松ダウン』名前の大きな違い
ではそれぞれのダウンを少しずつ見ていきましょう。
『西川ダウン』の名前の由来
そもそも『西川ダウン』と言われる商品はセレクトショップの一つであるnano・universeのオリジナル商品です。
オリジナル商品とはざっくり言うとセレクトショップのプライベートブランドのイメージですね。
西川ダウンの場合、
- デザイン設計の企業→nano・universe
- 生地のサプライヤー企業→不明
- 羽毛のサプライヤー企業→西川
- ダウンの組み立て・縫製企業→不明
ということです。
つまり、ダウンジャケットのうち、中に封入されている羽毛のサプライヤー企業の名前をとって『西川ダウン』とnano・universeが名付けているダウンなんです。
『小松ダウン』の名前の由来
一方『小松ダウン』はこちらもセレクトショップの一つであるBEAUTY&YOUTH UNITED ARROWSのオリジナル商品です。
小松ダウンの場合、
- デザイン設計の企業→BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS
- 生地のサプライヤー企業→小松マテーレ
- 羽毛のサプライヤー→ALLIED Feather&Down
- ダウンの組み立て・縫製企業→不明
ということです。
生地のサプライヤー企業の名前をとって『小松ダウン』と名付けられたのです。
西川ダウンのラインナップ
西川ダウンの特徴はラインナップが非常に豊富なことからのそれぞれ個性の豊かさ。
簡単にラインナップを解説していきます。
LB.03/西川ダウン(R)/スポーティーフードダウン
西川ダウンの中では丈の短いスポーティな作りのダウン。
微光沢のある素材のためスポーティと名前に冠していますが、少し上品な風合いもあるダウンですね。
カジュアルで使いやすい一着が欲しいという人にオススメのダウンです。
LB.03/西川ダウン(R)/SOLOTEX MATSUMIダウン
こちらは帝人のSOLOTEXを表生地に使用したモデルでしなやかなストレッチ性が特徴。
袖口にさりげなくブランドロゴが入っているのもオシャレポイント。
着丈も短いモデルでカジュアルシーンにピッタリな一着ですね。
ダウンでストレッチ性を持っているアイテムは多くないので、楽に着たい人にとっては嬉しい一着ですね。
個人的にとりあえずダウン欲しいなって人はこれのブラックが一番オススメ。これは絶対使いやすい。
LB.03/西川ダウン(R)/ラムレザーダウン
めちゃくちゃカッコイイダウンですよね、コレ。
ダウンの無機質な感じというか、機能性追求なイメージが好きじゃない人にとっては非常に良いダウンですよね。
表生地もしっかりレザーでかつ薄いラムレザーなので、柔らかさと軽さも残しながら男らしさも兼ね備えた逸品です。
最近レザーダウンって見かけていなかったので、欲しい人には待ってましたといったダウンでしょう。
LB.03/西川ダウン(R)/3WAYステンカラーコート
ライナーで薄いダウンベストがついているステンカラーコート。
ライナー単体でも使えるため3WAY仕様になっており便利ですね。
ジャケットの上に着るコートを探している人や、ダウンの着ぶくれが気になる人にオススメ。
ただしライナーがかなり薄いのと袖にダウンがないため、暖かいアウターをお探しの人には向かないですね。
春秋にも使いたいなという人には持ってこいです。
※撥水機能付き
LB.03/西川ダウン(R)/アークティックダウン
カジュアルなルックスにロング丈とONOFF兼用で使いたい人にとっていい所どりのダウン。
お尻まで隠れるので暖かさも安心ですし、ポケットも多いのでデイリーユースで非常に便利な一着ですね。
※撥水機能付き
LB.03/西川ダウン(R)/ミリタリースタンドネックダウン
最近ゆったりとしたトップスがトレンドですが、そんなインナーのときに羽織るアウターは緩くないと着づらいですよね。
そんなときにはこのダウンがオススメ。
シルエットを程よくゆったり作っているので、インナーの干渉が控えめ。
表地がリップストップ生地のため、ミリタリーベースのカジュアルテイストに仕上がります。
ゆったりとしたダウンを探している人にピッタリですね。
LB.03/西川ダウン(R)/リバーシブルダブルブレストダウン
ダウンではかなり珍しいリバーシブル仕様のダウン。
Pコートのようなデザインで上品に着れるダウンです。
なんですが。。。個人的にはこれはナシかなあ(笑)
そもそもPコートのデザインがちょっと流行とはズレているので、変わり物としては面白いのですが買うのは要注意と思っています。
小松ダウンのラインナップ
さて、次に小松ダウンのラインナップです。
小松ダウンに関しては表地に小松マテーレの素材を使っており、独特のハリ感と光沢感で上品に着れるのが特徴ですね。
では実際に見ていきましょう。
小松マテーレ スウェイ ツイル ダウンジャケット
かなりシンプルながら、表地に独特な凸凹(ザラツキのようなイメージ)を持たせたダウン。
ハリ感もしっかりあるため、かなりクリーンな洋服にもしっかり合わせられる逸品ですね。
静電気防止加工が裏地に施されており、ダウンを脱いでバチバチッと痛い目に合うことも無い嬉しい機能付きです。
個人的に小松ダウンだとこれが一番オススメ。これもやっぱり使いやすい!
※撥水機能付き、700フィルパワーダウン使用
小松マテーレ リサイクル シャンブレー フード ダウンジャケット
先ほどのダウンと非常に似ているんですが、表地がシャンブレー素材のため、若干陰影が付く素材です。
あとはポケットの作りも少し変化がありますが、かなり似ている作りのため、お好みで選んで良い違いですね。
こちらも静電気防止加工で嬉しい機能が付いています。
※撥水機能付き、700フィルパワー
小松マテーレ メランジ スタンド ダウンジャケット
ほんの少しシルエットがゆったりとしたモデルのため、程よい緩さのインナーでもごわつかない優等生。
表地も先ほどの2つに比べ少し柔らかく、メランジ素材で少し色に濃淡があるのも特徴。
のっぺりしすぎないのがポイントですね。
勿論静電気防止加工は付いています。
※撥水機能付き、700フィルパワー
まとめ
かなり長い紹介になってしまいましたが、どうでしたか?
セレクトショップのオリジナルダウンなのですが、正直かなり作り込まれており、スペック、デザインともにどれを選んでも申し分ありません。素晴らしい!
その中でも個人的にオススメは『LB.03/西川ダウン(R)/SOLOTEX MATSUMIダウン』か『小松マテーレ スウェイ ツイル ダウンジャケット』のどちらかでしょうか。
この2つであれば「とりあえずコスパ最強の使いやすいイイダウンが欲しい!」という贅沢な願いは間違いなく叶うでしょう。
ここまで読んでくれてありがとうございました!
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