ファッション

中綿(中わた)とダウンの違いとは?暖かさについても解説

プリマロフト公式

『中綿』ってよく聞くけど、いったいどんなものなのか?

考えたことってありますか?

私はスタイリストにも関わらず最近までありませんでした(笑)

「何となくちょっと暖かいものだよね~」程度。

よくよく考えると、ダウンとはどう違うの?実際に暖かいの?など疑問に思いますよね。

今回はそんな疑問を1つずつ解消していきます。

ちゃんまるです。今まで10,000人以上のスタイリングのお手伝いをしてきました。

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『中綿』とは一般的にポリエステル中心の化繊の詰め物

では具体的に中わたとはどういったものを指すのでしょうか。

『中綿』の本来の意味としては、

アウターの中に入っている詰め物そのもののこと

です。ダウンもこの一種ですね。

ただし一般的に使われるのはこの使われ方ではありません。

例えば、『ダウン』or『中綿』みたいな使われ方が多いですよね。

この場合の中綿とは、

ポリエステル系の詰め物のこと

です。

ダウンのように中綿が入っていることでボリュームを出し、保温性をUPさせる詰め物のことですね。

ダウンとの違いは?

では具体的にダウンとはどう違うのか見ていきましょう。

ダウンは天然素材、ポリエステル系は人工素材

ダウンと中綿ですが違いとしては以下の通り。

  • ダウン・・・水鳥の羽毛⇒天然素材
  • 中綿・・・・ポリエステル系⇒人工素材

これがダウン。

楽天市場より

これが中綿です。

ポリエステル系の中綿はこのようにシート状になっているものが多いんです。

楽天市場より

こういったアウターは先ほどのシート状の中綿が使われることが多いんです。

あまり考えたことなかったですが、シート状の中綿って知らなかったですよね。

私も初めて知ったときはビックリしました。

中綿はあったかい?寒い?

では中綿って暖かい、寒いどちらなのでしょうか?

そもそも。。。ダウンはなぜ暖かい?

ダウンがどうして暖かいのか?

これはフワフワに膨らんで、体の外に暖かい空気をまとった層を作るからです。

これがモコモコっと体にフィットすることで保温性がUP、体感温度が上昇するわけですね。

つまり、ダウンは膨らむからこそ体にフィットして隙間がなくなり暖かくなるという仕組みなわけです。

中綿は膨らみがイマイチ

では中綿はどうなのかというと、、、シート状なので膨らみがイマイチ。

つまり、体にフィットするほどの膨らみが生まれないのです。

結論としては、何も詰め物が入っていないアウターに比べればもちろん暖かいですが、

中綿はダウンに暖かさは劣る

ことになります。

フワフワの中綿の登場『プリマロフト』『ロフテック』

え~そしたら中綿のイイ所はないじゃん!

と中綿はダウンに一方的に負けているのか。。。というと、勿論中綿業界も黙ってはいません!

ダウンに負けるなら、、、、『ダウンみたいな中綿』を作っちゃえばいいじゃん!

そうです、フワフワと膨らみのある中綿が開発されたのです。

プリマロフトやロフテックは保温性UP

『プリマロフト』や『ロフテック』といった人工のダウンともいわれるシート上ではなく粒上のダウンのようなポリエステルが開発されました。

Yahoo ショッピングより

画像を見てもらうとわかる通りフワフワですよね。まるでダウンみたい。

これだけ膨らみを生み出すことができるので、体にフィットさせることができ、暖かさをキープすることができるのです。

水に強く、洗濯も可能

ダウンにも洗濯できるものもありますが、しっかり乾かさないと中のダウンが傷んでしまいます。

そのため、ダウンは洗濯にも気う使う、結構センシティブな素材。

一方で化繊系の中綿は水に強いため洗濯も可能。お手入れがしやすいのは安心ですね!

また、水に強いということは急な雨でぬれてしまっても保温性がDOWNしない優れもの。

この水回りの強さというのはダウンと異なる明確なメリットになりますね!

暖かさはダウン同等かちょっと劣る

では肝心の暖かさはどうでしょうか。

中綿のクオリティ、つまり暖かさに関しては実はダウンと遜色ありません。

同じボリュームのダウンと比べても暖かさは変わらないと言われています。

けれども個人的には暖かさに関してはダウンに軍配が上がると考えています。

これはなぜか?

中綿のアウターってダウンほどボリュームを持たせていないものが多いと思いませんか?

楽天市場より

これはダウン。

楽天市場より

これはプリマロフト。

どっちが暖かいかは明白ですね。

つまり同じクオリティの詰め物を使っていたとしても、封入量がダウンの方が多いため、結果的に分厚いアウターが出来上がることでダウンの方が暖かくなっている。というケースは多いと感じています。

もちろん同じ分厚さであれば暖かさは変わらないので、もし寒さが気になるようであれば、アウターの膨らみ方・分厚さも判断材料にしてみると良いでしょう!

個人的には中綿アウターは便利

暖かくないなら中綿アウターってイマイチじゃん!

って思う気持ちもわかりますが、、、私は非常に重宝しています。

真冬のダウンまでの繋ぎ

ダウンって本当に寒い真冬にしか着づらくないですか?

「え?あの人もうダウン着てるけど、真冬になったら何着るの?」

なんて思われたくないんです(笑)

こういったときに中綿アウターってとっても便利。

ダウン着るほどでもないんだけどなぁという日には、この中綿アウターをパッと羽織ればOK!

車の運転時のベストアウター

また車の運転のときにダウンジャケットを着るとめちゃくちゃ嵩張るんです。

モコモコで運転しづらいことと言ったら。。。

こんなときも中綿の分厚すぎないボリュームというのはとっても便利。

『防寒はダウン』『機動性は中綿』みたいな使い分けがベストだと思っています。

まとめ:ダウンよりは寒いけど、使い道は多数

さて、ここまで中綿について見てきましたが、いかがでしたか?

暖かさは確かにダウンに劣ることもありますが、使い道は非常に多彩。

痒いところに手が届くアイテムだと思っています。

特に車移動が中心の人にとっては、マストバイなアイテムと言って良いほどに便利だことは間違いありません。

逆に寒さを懸念している人はダウンを買うのが無難でしょう。

ご自身のライフスタイルに合った正解が見つかることを願っています。

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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