
「朝晩は寒いのに、昼間は汗ばむ…」「コートはまだ早い?でも薄着で震えたくない!」
季節の変わり目、特に秋から冬、そして春先にかけて、私たちの服装の悩みは尽きません。
インフルエンザも流行り始めるこの季節。
子供たちの学級閉鎖の話も飛んできて。。。そんなこの時期の体調管理とファッションを両立させることは、日々のQOL(生活の質)を大きく左右する問題です。
今回はそんなときに大活躍してくれる国民的防寒具である
『ウルトラライトダウン』を何℃から着よう?
という悩みについてお話したいなと思っています。
ポイントは『15℃の壁』と『10℃の壁』
気温によって着こなしを変化させることがオススメだと感じているので、そのポイントを中心にお話していきます。
気温に限らず、少し寂しいラインナップ
ウルトラライトダウンといえば国民的防寒具と言いましたが、最近はラインナップも大幅に縮小傾向。
今はこの
ウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGN

と
ウルトラライトダウンベスト

の2つのみ。
何とも寂しいラインナップではありますが、ユニクロマスターピースに選出されていることもあり、変わらぬ銘品であることには変わり有りません。
インナーダウンを私たちに定番品として広めてくれたおかげで暖かく過ごせていますからね。
気温①15℃の壁
ビジネスシーンでは使いづらい

そろそろウルトラライトダウンを引っ張り出したくなる気温、15℃。
私はこの15℃を、アウターとして着る絶好のチャンスだと捉えています。
しかし、これがどうにも仕事着としては使いづらい。
それが正直な感想です。
確かに、休日に車で動く分には最高に便利です。子供の野球の送迎など、アクティブなシーンではその軽さと暖かさは手放せません。
問題は、オフィスや仕事の場。
ジャケットの下に着込んだ際、ウルトラライトダウンの裾がはみ出てしまう。
この「見え方」がどうしても気になり、結局、きちんと見えるコートに手が伸びてしまいます。
休日には大活躍なのに、仕事では二の足を踏んでしまう。
これが、ウルトラライトダウンが持つ、私にとっての『15℃の壁』なのです。
ベストタイプも使いづらい

じゃあベストタイプにしてジャケットの下に着ちゃえばいいのでは?
とベストタイプを視野に入れるもこのベストタイプも使いづらい…
ジャケットの中にインナーベストのような形で入れるのは一見とても使いやすいんだけど、結局私は使わないんです。
理由は2つ。
- ベスト型に襟があること
- ジャケットの脱ぎ着が面倒
まずベストに襟があると、インナーベストとして使うにはテーラードジャケットとは相性が悪い。ファッションを気にしなければいいのかもしれませんが、どうしても気になってしまう自分がいます。
そしてそもそもこうした防寒具は職場に付けば脱ぐもの。
コートであればついて脱げばいいものの、このベストタイプは
- ジャケットを脱ぐ
- ベストを脱ぐ
- ジャケットを着る
という3工程が必要。これは個人的には面倒に感じてしまい、どうしてもこのベストタイプには手が伸びていません。
15℃の活用シーン①カジュアルな仕事着

アウターとしても活用したいのにアウターとして活用しづらい。
そんな痒い所に届きそうで届かないこの気温のウルトラライトダウン。
とはいえ活用シーンはしっかりあると思っていて、まず一つ目はジャケットを着ない時の仕事着。
- ジャケット着用時と違って裾を気にしなくても良い
- 「戦闘服」として割り切る分にはファッション性よりは利便性
といった理由で私は使いやすさも感じていて。
ウルトラライトダウン単体ではなかなかオシャレに見せるのは難しい場合もありますが、「仕事着は機能性重視」の方も多いと思うので、ジャケットを着ない日には暖かく軽い便利なアウターになることは間違いないでしょう。
15℃の活用シーン②洒落っ気が不要な休日着

お休みの日のお出かけ場所は様々。
家族で旅行に行く日もあれば、
家族でショッピングに行く日もあれば、
子供のスポーツの応援に行く日もあります。
ウルトラライトダウン単体でお洒落を演出しようとすると難しいですが、お洒落を演出しなくていいシチュエーションであれば非常に使いやすいアウターです。
特に車で気軽に外出する際には、軽くて薄くて着丈が短いので、羽織ったまま座ってシートベルトを締めたとしてもノンストレス。
ちょっとそこまでのアウターとしてはこれ以上無い便利な存在なのは昔から変わらない素晴らしい点ですね。
気温②10℃の壁

もう一世を風靡したこのウルトラライトダウンにビジネスシーンに活躍の場はないのか?というと私個人的に気に入っている使い方が。
この10℃前後になると、コート単体でも寒くなってくる季節。
コートの厚さによってはウルトラライトダウンのようなミドラーが欲しくなりますよね。
そんなときにこのウルトラライトダウンジャケットが結構良いんです。
「襟が立ってるのがネックで着ていないんだよね…」
という人もいるかもしれませんが、これが昨今の流行で一つ追い風に。
最近こうしたコートの襟を立てて着るのがプチ流行中。

マフラー要らずで防寒性もアップできるうえに、オシャレもできる優れた着こなしです。
そしてこの着こなしをすることで首が詰まるので、ウルトラライトダウンのようなミドラーが立ち襟でも全く気になりません。
何なら防寒性がアップするので、大きなメリットに変わってくれるんです。
- 10℃前後:少し薄手のコートのインナーとして
- 10℃以下:厚手のコートのインナーとして
こうした気温によってミドラーとして使い分けられるのが、今のウルトラライトダウンの大きな魅力だと感じています。
暖かい日中はカバンに忍ばせ、寒い朝晩にはコートの下に着込むことができる。
そんな防寒性と手軽さを両立できることがウルトラライトダウンの最大の魅力。
アウターの下に着込むミドラーはまさにこの着方ができる理想的なシチュエーション。
もしこういったチンストラップ付きの襟を立てることができるコートを持っている方は、暖かさが段違いなので是非試してみてください。
便利アイテムとしてのウルトラライトダウン

今回は便利なもののいつから着ようか迷いがちなウルトラライトダウンの着るタイミング、着方についてお話しました。
これを着ていればお洒落に見える
みたいなアイテムとは違いますが、
- コンパクトに持ち運べる
- 暖かい
- 軽い
アウターが便利なのは当たり前ですよね。
上手く活用することでしっかりとウルトラライトダウンの良さを感じられるなと思っていますので、是非皆さんならではの活用方法も教えてください。