寒くなってくるとニットが気になりますよね。
ウールのチクチク感が気になるものの、カシミヤのニットは高いし。。。
そんなときはユニクロのカシミヤセーターがあるじゃない!
コスパは優れているのはわかっていながらも、一方で質感やクオリティはどうなんだろうと気になりますよね。
今年のカシミヤニットはどうだろうかと現役スタイリスト目線で確認した結果、私としては自信を持ってオススメできるアイテムでしたので、説明していきます。
カシミヤとは山羊の毛
改めてあまり考えたことがないかもしれませんが、カシミヤとはカシミヤヤギという山羊から採取される毛のことを指します。
ウールに比べると非常に細かい繊維のため、同じ糸状にしたときに軽さを出すことができるんです。
カシミヤニットが非常に軽く柔らかいのはこのためですね。
ユニクロのカシミヤニットは発売10年目
引用:ユニクロ公式 | カシミヤクルーネックセーター(長袖) (uniqlo.com)
ユニクロのカシミヤセーターの最初の発売は2013年。
高級品・ぜいたく品との位置づけだったカシミヤニットを一人でも多くの人に届けたいという想いで当時はメンズ¥7,900-という破格で発売されました。
よくセールにもなっており、¥5,000‐ほどで買えていたことを考えると、同業者として見ても驚異的です(笑)
そしてカシミヤ産地としても最高級と言われる内モンゴル産のカシミヤを使用しているとのこと。(現在の産地は不明でした)
もちろん内モンゴル産の中でも番手によって品質が異なるため、一律に最高級と断言はできませんが、カシミヤには変わりません。
そして10年作り続け、ブラッシュアップを重ねてきた製品ですので、信じられない特徴も備えているのです。
ユニクロ恐るべし(笑)
手洗い可のカシミヤニット
さて、今年のユニクロのカシミヤクルーネックセーターは何と
手洗い可!!
これには本当にビックリしました。カシミヤが洗えるって常識で考えるとあり得ません(笑)見たことない。
どうやらユニクロさんではお客様の声をもとに、カシミヤ糸の太さや編みのテンションを見直したそう。
これにより厚みを増したそうですが、恐らくこの過程で毛玉の出来にくさに加え手洗いできる基準を備えたんだと思います。
普通このような起毛感の強い柔らかいニットって、水洗いすると起毛感が変化してしまったり縮みに繋がったりしてしまい、水洗いが難しいんです。
それを可能にしてしまったのがユニクロの技術力。。。これは10年作り続けた技術の結晶なのかもしれませんね。
ちなみにこの厚みを増したことでヘタっとした印象にも見えづらく一枚着として非常に優秀に。
首元の仕様もだらしなく見えない程よい詰まり感で、デザイン面も非常にグッドです。
個人的にはやはり買いのニット
さて、そもそもこのカシミヤセーターはオススメなのか?
個人的には『オススメ』です!
一方でこんな意見も。
「カシミヤと言えどユニクロで¥13,000‐は高いよね~」
「カシミヤって言っても質がね~」
どちらも正しいと思っています。
ではなぜオススメなのか?
これは比較対象の問題なのではないかなと。
ここでのコスパの問題は世間でいう同じ¥13,000くらいのニットと比較してどうなのかが重要です。
一般的にセレクトショップでカシミヤニットを買おうとすると¥20,000‐弱するものが多い印象。
ましてや質を追い求めたカシミヤニットなんて、3万4万は当たり前。
そんなカシミヤが¥13,000‐で買えるってメチャクチャお得だと思いませんか?
セレクトショップのウールのニットと同価格ですよ。
それでチクチクしないフワフワの着心地が手に入るなら、安いものです。
3万4万のカシミヤと比較すること自体、比較対象としておかしいです。
そんなことまでしないと落とせないユニクロのカシミヤ、どうかしてるぜ!
しかも洗えるなんてどうかしてるぜ!!
まとめ
もともと記事にするつもりはなかったのですが、実物を見てビックリしてつい記事に起こしてしまいました。
それだけ「カシミヤで洗える」ことは衝撃的です。業界10年初めて知りました(笑)
そもそもカシミヤはウールにない至高の肌触りが特徴です。
これはウールでは絶対に感じられない、カシミヤの特権。
それがこのイージーケアでこの価格ですので、カシミヤの質に大きなこだわりのない人にとっては、つまり大多数の日本人にとってはこれで十分です。
ユニクロの10年の傑作を是非手に取ってみてください。
ここまで読んでくれてありがとうございました!
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